李朝家具
以前にも書いたNHK教育の「美の壷」を観ました。
今回は李朝家具が紹介されてました。
木の温かさとシンプルな立ち姿を持つ家具でした。
もともと朝鮮王朝時代の高級官僚が用いたもので、当時の「清雅」と「簡潔」という理想が家具にも反映されているのだとか。
中でも驚いたのは、木のどの部分を家具のどこに使うかまで考えているところでした。
根に近い部分は、家具の下部に使って、全体をしっかり支える。
枝に近い部分は、家具の上部に使って、木目の細かさを味わう。
南に面して太陽をいっぱい受けた部分は、飾り棚の正面に使う。
そうすることで、木の性質が生かされ、まるで森に立っている姿のように自然に見えるそう。
すごーーーーーい!!
ちなみに、飾り棚として使える卓子(当時の書類棚)は100万円~。
庶民も使ったお膳(ちゃぶ台みたい)は数が多いので10万円~。
日本では、柳宗悦や白州正子などが愛したのだそうです。
確かに凡人には買えないっすよ…。
番組の詳細が載ってます。写真もたくさん。
http://www.nhk.or.jp/tsubo/archives.html
♪今日のお気に入りMusik♪
Bob James Trio "Straight Up"
ピアノ、ドラム、ベースのジャズトリオ。
CDショップで何となく出会ったのですが、これは得しました!
"3.James"は優しい夜風に撫でられてるような心地よさ。